手段としては,WoL だとどこかに常時起動のマシンが必要となり,私の自宅環境のポリシー (少しでも火事の危険があるものは排除)としては許し難いので,Intel AMT を使うことに。
しかし,単純に MEBX から設定しただけだと SSL の設定が出来ず,これじゃ外からコントロールするのも不安だなぁと思っていて調べたところ MeshCommander なんていう素晴らしいソフトを発見。これを使うと一発で SSL 設定可能だった。MeshCommander は,一言で言うと AMT のクライアントで,動作的には Node.js を使ったローカルの Web アプリになっている(WIndows には専用のクライアントバイナリ版があるみたいだけど,それ以外の環境では Node.js 版を使ってね的な代物)。
以下は SSL 有効化の作業メモ。
- MeshCommander のインストール
$ npm install meshcommander
- MeshCommander 起動
$ node node_modules/meshcommander
MeshCommander running on http://127.0.0.1:3000. - 上記のように node コマンドで起動すると接続用 URL が表示されるので,そこに Web ブラウザからアクセスする。
- コントロールするサーバの追加
画面上の [Add Computer] をクリックして適当にコントロールするサーバの情報を入力して [OK]。 - コントロールするサーバに接続
トップ画面には追加したサーバが表示されているはずで,その右側に[Connect] ボタンがあるのでそれをクリックするとサーバに接続される。 - SSLサーバ証明書の発行と登録
サーバに接続したら,左側のメニュから [Security Settings] をクリックし,[Issue Certificate] で適当に情報を入力。 - SSL 接続の設定
上記の[Security Settings]の画面のまま,上部に [Remote TLS security] という欄があり,そこが Disabled になっているはずなのでこれをクリック。
[Certificate] で先ほど作成した証明書を選び,[Security] で適当な値を選ぶ。私は[Server-aut, non-TLS allowed]を選択して外からは SSL(16993) ,内部からはどっちでも(16992, 16993) 接続できるような運用にしようと思っている。 - これでブラウザから https://<AMTアドレス>:16993/ にアクセスすると,https 経由で AMT の設定ができるようになった。もちろんこのまま MeshCommander の localhost:3000 で作業を継続しても良い。